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第三類卒業後の進路

どんな分野でもリーダーとなるためには高い専門性が必要です。第三類の卒業生は、化学を中心としたあらゆる分野で指導的な技術者・研究者として活躍するため、80%以上が大学院に進学して専門性を高めていきます。大学院に進学しない卒業生も、多様な分野に就職して重要な役割を担っています。これは、化学が科学技術や社会を支える根幹となっているためです。また、広島大学は中国・四国地方の基幹大学であり、第三類も中国・四国地方を拠点に展開する企業などと良好な関係を築いています。中国・四国地方での就職を希望する学生も多く、約30%がそのような企業などに就職しているのも特徴です。以下に具体的な就職先(2017〜2019年度)の例を示します。

大学院進学|広島大学、北海道大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、京都大学、京都工芸繊維大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪大学、九州大学
化学・素材|石原産業、帝人、バンドー化学、富士紡ホールディングス、ダイキョーニシカワ*、イージーエス**、豊田合成
医薬・生活・化粧品|大塚製薬、杏林製薬、小林製薬、資生堂、日本たばこ産業(JT)、雪印メグミルク、あじかん*、池田糖化工業*、オタフクソース*、タカキベーカリー*
機械・システム|ダイハツ工業、富士通、三菱総研DCS、村田製作所、JFEプラントエンジ、MHIソリューションテクノロジーズ、MHPSエンジニアリング、日本クライメイトシステムズ*、マツダ*、HIVEC*
公務員|広島市職員、国土交通省中国運輸局、茨城県職員、姫路市職員、北九州市職員
その他|関水金属、ヤマウチ**、ベガコーポレーション

*広島の企業、**中国・四国地方の企業

学部卒業後の進路
学部卒業後の就職先の拠点

博士課程前期修了後の進路

大学院の博士課程前期修了後、約95%は就職し、大学・大学院での学びを活かして、化学を中心としたあらゆる分野で、技術者・研究者として活躍しています。その内、約20%は中国・四国地方での就職を希望して地元企業などに就職しています。また約5%の修了生は、さらに博士課程後期に進学し、前期で研究した内容を発展させた研究を行います。テクノロジーの進歩が目覚ましく変化の激しい現代および将来のリーダーには、高度な専門性、問題発見・解決能力、科学リテラシーは不可欠であるため博士号や博士課程後期の経験をリーダーに求める企業が増えているためです。実際に海外では、様々な組織のリーダーの多くが博士号を取得あるいは博士課程後期を経験しています。以下に具体的な就職先(2017〜2019年度)の例を示します。

博士課程後期進学|広島大学、大阪大学、ゲッティンゲン大学(ドイツ)
化学・素材|旭化成、出光興産、花王、京セラ、クラレ、三洋化成工業、住友化学、住友金属鉱山、住友ゴム工業、積水化学工業、ダイセル、太平洋セメント、帝人、東ソー、東洋紡、東レ、日東電工、日本触媒、日本製鉄、日本ゼオン、日本特殊陶業、日立化成、ブリヂストン、三井化学、三井金属鉱業、三菱ガス化学、三菱ケミカル、横浜ゴム、ADEKA、JFEスチール、JSR、JXTGエネルギー、NOK、宇部興産**、四国化成工業**、大王製紙**、トクヤマ**、日亜化学工業**、豊田合成、日本電気硝子
医薬・生活・化粧品|アサヒビール、味の素AGF、大塚製薬、興和、小林製薬、サンヨー食品、資生堂、ツムラ、日清食品、日本たばこ産業(JT)、ノパルティスファーマ、フマキラー、明治、森永製菓、ヤクルト本社、ヤマサ醤油、ユニ・チャーム、ライオン、ロート製薬、池田糖化工業*、ジェイ・エム・エス*、タカキベーカリー*、丸善製薬*、三島食品*、やまみ*、えひめ飲料**、カバヤ食品**、リブドゥコーポレーション**、三和酒類、白鶴酒造、ヒガシマル醤油
機械・システム|シャープ、スズキ、ダイキン工業、大日本印刷、ダイハツ工業、高砂熱学工業、タカラスタンダード、東京エレクトロン、東洋エンジニアリング、トヨタ自動車、日本電気(NEC)、パナソニック、日立造船、三菱自動車工業、三菱日立パワーシステムズ、LIXIL、TOTO、マツダ*
公務員|
その他|大林組、大建工業、豊田通商、日本紙パルプ商事、野村総合研究所、広島大学職員*、中国電力**、四国電力**、四国ガス**、九州旅客鉄道

*広島の企業、**中国・四国地方の企業

大学院修士修了後の進路
大学院修士修了後の就職先の拠点

博士課程後期修了後の進路

博士号取得後、約50%が国内外の大学や国公立研究機関に約50%は企業などに就職し、組織のリーダーあるいはリーダー候補として活躍しています。博士号は大学や国公立機関での研究に必須で、博士号や博士課程後期の経験をリーダーに求める企業が増えています。博士課程後期では、研究の方針を自ら主体的に決定し、研究を進める能力を身につけることができます。さらに国際会議に参加し、自らの研究を発表することで、視野が広くなり、国際的なセンスが身につきます。海外ではドクターという資格が重視され、ドクターの資格がないと交渉できない参加できない会議もあるほどです。さらに企業でのポジションが有利になり、会社によっては2年目でリーダーを任せられるなど即戦力として期待されます。以下に具体的な就職先(2015〜2019年度)の例を示します。

大学・研究所|広島大学助教、広島大学研究員、東京工業大学研究員、産業技術総合研究所研究員、大阪産業技術研究所研究員、海外の大学・研究所教員・研究員
化学・素材|旭化成、神島化学工業、住友ゴム工業、三井化学
医薬・生活・化粧品|
機械・システム|
公務員|富山市職員
その他|中国電力**

*広島の企業、**中国・四国地方の企業

大学院博士修了後の進路
大学院博士修了後の就職先の拠点

卒業生の声

三保 沙織さん

三保 沙織さん

大学院先進理工系科学研究科 応用化学プログラム 博士課程前期
広島県立広島皆実高等学校出身
応用化学プログラム 2019年度卒業

広く深く学べる場所

高校の頃、研究職に就きたかったことから漠然と化学系を志願していました。そのことを担任の先生に相談したところ工学部の第三類を勧められました。これが、私が第三類への進学を決めた理由です。
高校の時点では研究分野まで決めてない人も多いと思います。第三類では応用化学・生物工学・化学工学プログラムに分けられるので、それぞれの講義を受けたうえで自分の勉強したい分野を考えることができました。
大学に入ってからも課題や試験、学生実験と大変ですが、現在研究室で活動していてその経験や得られた知識が必要なものだったと感じます。皆さんも勉学に励んでなおかつ楽しい大学生活を送れることを期待しています。

高橋 一真さん

高橋 一真さん

大学院工学研究科 化学工学専攻 博士課程前期
私立三重高等学校出身
化学工学プログラム 2018年度卒業

広く化学を学ぶことができ、国際交流もできる

第三類の中で化学工学を専攻した理由は、身の回りの製品の製造に欠かせない学問であり、熱や物質の移動現象など、日常の現象を数式化することに魅力を感じたからです。就職活動では、化学工学を学んだ人材が企業に求められていることを肌で感じ、第一志望の企業にスムーズに内定をいただくことができました。
また、研究室は、自ら主体的に研究を進めることができ、面白そうだと直感した研究室を選びました。研究室生活では、実験をするだけでなく、研究してきたことをプレゼンする機会が何度もあります。修士1年生では、台湾での国際シンポジウムで発表するという経験にも恵まれました。また、研究室には留学生が多く、英語でのコミュニケーション能力も徐々に身についてきました。
化学の基礎を幅広く学び、経験してきたことは今の自分の強みとなっています。

前田 侑弥さん

前田 侑弥さん

昭和電工マテリアルズ株式会社(旧 日立化成株式会社)
鹿児島県立鹿児島中央高等学校出身
化学工学プログラム 2016年度卒業
大学院工学研究科 化学工学専攻 博士課程前期 2018年度修了

自分の可能性を広げられる場所

私は2018年度に工学研究科化学工学専攻を修了し、現在は化学メーカーで開発に携わっています。開発職は新たな技術や素材を生み出すだけでなく、これらを組み合わせてより質の高い製品をより安く安全に製造する役割を担っており、幅広い知識と視野が必要となります。第三類では応用化学、生物工学、化学工学と3つの専門分野の講義により幅広い知識を習得することはもちろん、多角的な視点から物事を考える力も養えます。私はものづくりから社会に貢献したいと思い、化学工学を専攻として選びましたが、それぞれの講義で学んだ知識や考え方はいまだに活用することがあります。
学生の皆さんには自らの可能性を広げるためにも第三類を余すことなく活用し、学生生活をより豊かなものにしてほしいと思います。

手島 愛子さん

手島 愛子さん

大学院先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 博士課程後期
私立安田女子高等学校出身
生物工学プログラム 2015年度卒業

第三類で将来に繋がる学びを

私はもともと創薬研究に携わりたいと思い、薬学部を考えていました。しかし、たまたま見た工学部のパンフレットで、健康や医療に役立つ研究も行われていることを知り、工学部の方が薬に限らず幅広い知識と技術を学べるのではないかと思い進学をしました。
学部生までは免疫に関わる研究を行い、院生からは抗生物質を生産する微生物の研究に携わってきました。同じ生物工学プログラムの中でも、健康・寿命、環境、エネルギーなど幅広い研究が行われているので、より柔軟な視点でバイオテクノロジーを学ぶことができるのもメリットだと思います。
進路選択で不安を感じている人も多いかと思いますが、工学に必要な知識は入ってからしっかり学べるようカリキュラムが組んでありますし、プログラム選択までに各プログラムのガイダンスや研究室見学もあります。なので、今やりたいことがはっきり決まっていなくても、「化学に興味がある」「人の役に立つ研究がしたい」という人はぜひ工学部第三類を考えてみてください。
大学生活がみなさんにとって充実した日々になることを祈っています。

榎 俊昭さん

榎 俊昭さん

三井化学株式会社
和歌山県立田辺高等学校出身
応用化学プログラム 2013年度卒業
大学院工学研究科 応用化学専攻 博士課程後期 2018年度修了

第三類は化学系研究者にとって恵まれた環境

2018年度に工学研究科応用化学専攻を修了し、現在は総合化学メーカーの研究職として働いています。化学を専攻して最も良かったと思う点は、多くの産業と密接に関わり、活躍するチャンスが得られるという点です。実際に社内では、自動車・電子機器・建材・食品・医薬・農薬など多岐にわたる分野の材料が開発されています。
日々の業務を遂行する上で、特に重要だと感じることは、異なる専門知識を持つ研究者と活発に議論し、イノベーションを創出するということです。その点工学部第三類は、応用化学・生命科学・化学工学という異なる専門知識を有する研究者が交流しており、イノベーションを創出する上で非常に恵まれた環境だったと入社後に実感しました。学生の皆さんには、この環境を十分に生かし、自身の可能性をどんどんと広げて欲しいと思います。

福田 文雄さん

福田 文雄さん

東レ株式会社
群馬県立前橋高等学校出身
化学工学プログラム 2012年度卒業
大学院工学研究科 化学工学専攻 博士課程前期 2014年度修了

やりたいことを見つけ、充実した学生生活を

私は2014年度に工学研究科化学工学専攻を修了し、現在は化学メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。プロセスエンジニアとは、モノをつくるための工程及びプラントを設計する人で、関わるモノ・お金・人の規模が比較的大きい所が特徴です。学生時代は、衣食住に関わる全てのモノづくりに欠かせない、汎用性の高い分野である点に魅力を感じて化学工学専攻を選び、プロセスエンジニアになりたいと思うようになりました。大学で使った教材やノートは今でも見直す事があるくらい、学んだ事が直接今の業務に関わっています。皆さんにも是非、自分がやりたいことを見つけて頂き、夢に向かって充実した学生生活を送って欲しいと思います。

よくある質問

Q| 大学院に進学する人が多いようですが、どうしてでしょうか?

A| 毎年約8割の卒業生が進学しているため、確かに多いと言えるでしょう。これには主に2つの理由が考えられます。まず、卒業研究で教科書に載っていない最先端の科学に触れることで、大学院に進学してさらに深く学びたい、自らも新たな科学を見出したいと思うことが挙げられます。もう一つは現実的ですが、企業の研究・開発部門ではより多くの研究経験を積んだ修士や博士の人材を求める傾向にあります。今後は、文系・理系を問わず科学リテラシーの必要性が指摘されているため、この傾向は理系においてさらに強くなるでしょう。いずれにしても、研究者として人として大きく成長できるため、大学院に進学する価値は間違いなくあります。

大山 陽介

教授大山 陽介

応用化学プログラム

Q| 就職状況はどうでしょうか?

A| 化学に限らずさまざまな産業が、工学部で化学を学んだ学生を求めており、学部で就職する学生(約2割)の就職はとても順調です。大学院の博士課程前期修了(修士号が授与されます)後や博士課程後期修了(博士号が授与されます)後では、業種や職種の幅がさらに広がります。詳しい就職状況は第三類卒業後の進路をご覧ください。

島田 学

教授島田 学

化学工学プログラム

Q| 他大学や高専から編入できますか?

A| 学部第3年次への編入試験を年1回実施しています。工学部の募集人員は15名、第三類の募集人員は4名です。高専を卒業した者、大学に2年以上在学し(休学期間を除く)、62単位以上修得した者は出願資格を満たしています。詳細は募集要項をご覧下さい。多くの編入生は大学院に進学し、修士号・博士号を取得しています。

岡村 好子

教授岡村 好子

生物工学プログラム

Q| 他学部からの転部は可能でしょうか?

A| 他学部からの「転部」や工学部内の別の類からの「転類」は可能です。しかし転部や転類は簡単にはできませんので、入学前であれば、できるかぎり熟考して4年間学ぶ学部や類を選んでください。とは言っても、在学中に深く学びたい(研究したい)ことが新たに見つかるということもあると思います。その場合は、大学院(応用化学および化学工学は先進理工系科学研究科、生物工学は統合生命科学研究科)に入学し、現在の専門に加えて新たな専門性を身に付けるという道もあります。まずは興味のある研究をしている教員や第三類の事務室に直接相談してみてください。

青井 議輝

准教授青井 議輝

生物工学プログラム

Q| 化学の研究者になるには何が必要でしょうか?

A| 化学に限らず研究者にとって最も大事なことは「好奇心」と「探求心」です。好奇心を持って事象を明らかにしようとする探求心は研究の大きな原動力です。また新しいことに挑戦する勇気に加え、常に予想通りとはいかない研究では忍耐力と柔軟性も必要です。化学の研究では実験の比重が大きく、実験が好きな人はより向いていると言えるでしょう。実験が苦手でも、理論や計算化学の研究ができます。小さなことでも目的を達成すると嬉しいもので、それから得た自信と新たな興味は、次の研究の原動力になります。

大山 陽介

教授大山 陽介

応用化学プログラム

Q| 理学部化学科との違いは何ですか?

A| 違いを明確に定義することは難しいですが、一般的に、理学部では真理の追求に重きを置いた基礎的研究を行い、工学部では社会への具体的な貢献を目指した応用的研究を行うものと受け止められています。とくに、工学には、私たちを取り巻く環境や条件にさまざまな制約(人、時間、知識、お金、資源など)があるなかで、時と状況に応じた最適なソリューションを成果として出すことが求められます。ただし、応用的研究から新たな基礎科学が見出される場合も、基礎的研究から新しい物質や材料のヒントが得られる場合も、それぞれ多々あります。以上のことから、高校までではあまり意識することはなかったかもしれない工学に対して、興味をもってくれるとうれしいです。

島田 学

教授島田 学

化学工学プログラム

Q| 入学前に大学を見学できる機会はありますか?

A| もちろんあります。特に毎年8月に開催されるオープンキャンパスでは、模擬授業・実験や研究室ツアー、在学生・教員との交流などの企画を実施しており、入学後の学生生活を体験してもらえます。高校生でも中学生でも保護者の方でも、どなたでも無料でご参加頂けます。また、毎年6月と11月にはゆかたまつりと大学祭を開催しています。在学生が主体となったこれらのイベントを通して、より明確に大学生活をイメージできるかと思います。

大山 陽介

教授大山 陽介

応用化学プログラム